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<Author: 岑參>
<Title: 白雪歌送武判官歸京>
<Format: 格式不明>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 白雪の歌　武判官の帰るを送る>
<BookPage: 413>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
北風捲地白草折，
胡天八月即飛雪。
忽然一夜春風來，
千樹萬樹梨花開。
散入珠簾濕羅幕，
狐裘不煖錦衾薄。
將軍角弓不得控，
都護鐵衣冷難着。
瀚海闌干百丈冰，
愁雲黲淡萬里凝。
中軍置酒飲歸客，
胡琴琵琶與羌笛。
紛紛暮雪下轅門，
風掣紅旗凍不翻。
輪臺東門送君去，
去時雪滿天山路。
山迴路轉不見君，
雪上空留馬行處。
<End Poem>
<Translation>
北風が地面を巻き上げるように吹いて、この北地に生える白い草は折れくだけ、塞外の胡地の空には、陰暦八月の今、雪が舞い飛ぶ。その雪はにわかに、一晩のうちに春風が吹いて来て、千万の樹という樹に梨の白い花が咲いたようである。

その雪はまた散り飛んで陣営の玉のすだれの中に吹きこんで、うす絹のとばりをしめらせ、狐のかわごろもも暖かくなくて、銘の夜具もなおうすく感じられる。将軍は寒さのために角弓をひくことができず、都護は、よろいが冷たくても、それでもなお着たままである。コビ砂漠は、氷が地面にあまねく張って、その厚さは百丈に達し、憂いを誘う雲はうす暗く、見渡す限り垂れこめている。

主将の陣営に酒宴を開いて帰京の旅人である武判官に別れの杯を勧め、胡琴と琵琶と羌笛とを奏する。降りしきる夕暮れの雪は軍門に積もり、風は紅い軍旗を引っぱるが、凍りついてひるがえらない。

ここ輪台の東の門に、あなたの東方に旅立って行くのを見送れば、出発の時、雪は天山の麗の道に満ちている。山道は屈折して、あなたの姿は見えなくなり、雪の上には、馬の行った足あとだけがただ残るばかりである。
<End Translation>